認知症予防あるある体験談

認知症の親の介護を13年間経験していました!

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認知症がある要支援1の母が入院!認知症の症状が進行するのを少しでも遅らせるための3つの工夫

      2016/01/05

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進む高齢化。高齢になるにつれて増えてくるのが認知症です。認知症の有病率は、65歳以上で15.7%とされています。

10人に1人以上が認知症を発症していることになります。認知症を発症している高齢者の生活を大きく脅かすライフイベントの1つが、入院です。認知症を発症していない高齢者でも、入院生活は、精神的に負担になることが少なくありません。

自分の生活パターンが崩れるからです。認知症がある高齢者の場合、その変化が、しばしば認知症の症状を急激に進行させることがあります。

家族は、どのような工夫をしたら良いでしょうか?

要支援1とはどのような状態か?

日常生活に何らかの支障を来たすようになり、自分1人では心許なくなった時、介護が始まります。介護保険を利用するために受けるのが、要介護認定です。

要介護度は、介護が必要と判断された場合、要支援2段階、要介護5段階の、計7段階に分けて判定されます。最も介護度が低いとの判定が「要支援1」です。

「要支援1」と判定するのは、基本的な日常生活の能力はあるものの、身の回りの世話に一部介助が必要な状態です。認知症がある場合は、認知症の症状があっても、日常生活に支障がないと判断されるようです。

認知症だけでも介護認定は取れます。認知症があることで、日常生活に支障を来たす場面は、多々あるからです。ただし、身体的な障害によって介護が必要になる場合とは、判定結果への家族の納得度は異なります。日常生活に支障を来たしているかどうかということで、感じ方が異なるからです。

例えば、「要支援1」と判定されても、家庭内では、絶えず失くし物を探し、物盗られ妄想が現れていることも、けっして珍しくありません。何度も何度も電話をかけてきて、同じ話を繰り返すというようなことは、日常茶飯事です。家族にとっては、すでに日常生活の平穏が乱され、支障を来たしている状態です。しかし、そのような状態が、調査員に伝わらないことも、少なくありません。

認知症は、特に初期の段階では、家族の前だけで激しい症状が現れることが多いのが特徴です。第三者の前では取り繕いが働きます。そのため、家庭内ではかなり困っている状態でも、要介護度は「要支援1」ということが少なくありません。すでに家庭内では支障が生じている状態が、認知症の「要支援1」だと言えるでしょう。

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入院によって認知症が進むのは本当なのか?

「入院させたら、とたんに認知症が進んだ」という話は、よく聞かれます。その理由を、麻酔や薬に求める見方もあるようです。そうしたものがまったく影響を与えていないとは言い切れませんが、最も大きな問題は、環境の急激な変化です。

認知症を発症した高齢の親が一人暮らしをしているのを不安に思って、子供たちが順番に世話をすることにし、数ヶ月おきに子供の家を転々とするというような状況に置かれた場合も、認知症の症状が進行してしまうことが少なくないと言います。

見慣れぬ光景、不慣れな環境。そうしたものは、認知症の人を強く不安にさせます。「自分はここにいて大丈夫だろうか?」という存在不安をかき立てます。

存在不安が募った時、反応は大きく分けて2つに分かれます。気力を失って表情が乏しくなるか、落ち着かずに攻撃的になるか。世話をする立場からすると、手が掛かるのは後者なので、問題になるのは、攻撃的になる場合ですが、表情が乏しくなるのも、本人が存在不安に駆られているサインです。要注意です。

表情が乏しくなるケースも含めると、入院直後に認知症の症状が進むことは、相当に多いようです。残念ながら、そのような観点から実態を調査したものはありませんが、認知症の家族会などでも、たびたび話題にされるところです。

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入院によって本人はどのようなことで困るのか?

認知症があって、他の病気や怪我で入院した場合、本人は、どのようなことに困るのでしょうか?家族がケアする必要性が高いのは、本人が困っており、そのために適切な医療行為が受けられない恐れがあることです。

急性期病院では、治療の必要性や治療方針をしっかりと本人が理解して、医療行為を受けることに同意することが不可欠です。医療行為は、患者からの同意のもとに行なわれるのが原則です。

入院すると、すぐに症状の説明、治療方針の説明がなされ、治療方針に同意することを示す同意書の提出が要求されます。認知症の症状が進行し、本人に適切な判断能力がないと病院側が認めた時には、最初から、家族が本人に代わって説明を受け、同意書に署名、捺印するのが普通です。

問題が生じやすいのは、認知症があるのに「要支援」と判定された人たちです

認知能力にまだ大きな支障を来たしていないと判定された人たちです。当たり前の生活を送っている時には保たれている認知能力は、入院という急激な環境の変化によって、大きく揺さぶられています。

そのため、症状の説明や治療方針の説明を受けても、適切に判断したり、説明されたことを覚えていたりすることが難しくなっています。「説明なんか受けていない!」と逆上する高齢者もいます。病院側との軋轢が生じることになります。

骨折で入院して手術を受けた場合のように、その後に長期間に及んでリハビリを行なわなければならないようなケースで、認知症があるということは、大きな問題になりやすいと言えます。手術を受けたこと自体を忘れて立とうとしたりすることもあるためです。身体拘束が生じやすいケースであり、事前に安全上の必要性があるとして、病院側が家族に身体拘束への同意書を求めることも少なくありません。

身体拘束が行なわれると、認知症の症状は、多くの場合、急速に進みます。しかし、そのような手段によって入院を続けなくては、リハビリ途中で退院になるため、その後は車椅子生活になってしまいます。

入院した時、家族が最優先でケアする必要があるのは、症状と治療方針を本人に理解させるように努めることです。口頭では、すぐに忘れてしまいます。簡潔に書いて、本人が見やすいところに貼っておきましょう。

それに加えて、テープに家族の声で説明の録音をしておき、そのテープを随時本人が聞くことができるようにしておくと良いでしょう。ただし、テープの操作が急にできなくなるということは、けっして珍しくありません。担当の看護師さんにテープを預けておいても良いでしょう。

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認知症の薬の飲み忘れにはお薬カレンダー

お薬をきちんと飲むということも、優先順位が高い事柄です。入院して初めて飲むようになったお薬は、担当の看護師さんが十分に注意することでしょうが、入院前から飲んでいた薬がある場合もあります。入院時に服薬管理として入院前から飲んでいた薬の情報を病院側に伝え、服薬していた薬を預けるのは、家族が責任を持って行なう必要があることです。

その際、お薬カレンダーを利用してみましょう。曜日ごとに1日3~4個のポケットが用意されている品です。薬局はもとより、百均にも売られています。ビニール製のポケットが付いており、中のお薬が見える構造になっています。1週間分がスタンダードですが、中には2週間分のポケットが付いているものもあります。そのポケットごとに薬を入れていくと良いでしょう。

付箋に家族のメッセージを書いてポケットに貼ってみるのも、良い工夫です。「これからリハビリが始まるよ!頑張ってね!」「今日は先生の回診日」など、見舞いに行った時に看護師さんを通してゲットした病院のスケジュールを書いてみると良いでしょう。付箋は、ポケットの上の方に貼りましょう。下だと、中の薬が見えなくなってしまいます。

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認知症の人は夕方になったら馴染みのテレビで気分転換

認知症があると、夕方になって落ち着かなくなる人が少なくありません。元気な時でも、夕方になると、自宅にいるのに「それではそろそろ帰らせていただきます」と挨拶して帰ろうとすることがあります。夕暮れ時に決まって現れることから、「夕暮れ症候群」と呼ばれます。

「帰ります」と数分おきにナースステーションに言いに行き、看護師さんが閉口して家族に見舞いに来るよう、電話するということが多くなります。自宅にいる時には周囲も違和感を感じる行動ですが、入院していると、帰るべき我が家があるため、認知症の症状と気づかれにくいものです。

「帰ります」コールは、辺りがすっかり暗くなると、たいていは治まります。その間、落ち着かない気持ち、不安感を和らげてあげると、比較的やり過ごしやすいようです。「帰ります」というのは、「安心できる状態になりたい」というサインです。その訴えの奥にある心情を汲むことが大切です。入院前によく見ていたドラマがあったら、テレビを見てもらうのも良いでしょう。

「入院しているのだから、ちゃんといなくちゃダメ」「病気してるんだから、病院にいようね」という説得は、無力です。そのような時には病気や怪我は本人の意識から消えてしまいます。説得よりも納得。本人が落ち着くよう、夕暮れ時には馴染みのテレビやラジオなどを勧めるようにしましょう。そのような事情や配慮は、担当の看護師さんにも伝えておくことが大切です。

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