認知症予防あるある体験談

認知症の親の介護を13年間経験していました!

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認知症の原因とされるタンパク質!何が問題?原因物質を抑えることは食事で可能なのか?

      2016/01/05

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厚生労働省は、2015年1月、国内の認知症患者数の推計値を発表しました。それによると、2025年には700万人にのぼるとのこと。

700万人というと、65歳以上の高齢者の5人に1人の割合になります。認知症対策は、もはや待ったなしの問題と言えるでしょう。

根本的な治療法が確立されていない現在、予防が鍵。食生活に予防法を求めるとしたら、どのようなことが実効性があるでしょうか?

アルツハイマー型認知症の原因とされる2種類のタンパク質

認知症患者の中で最も患者数が多いアルツハイマー型認知症。発症の仕組みは、まだ十分に解明されてはいませんが、はっきりと分かっているのは、特殊なタンパク質の蓄積が脳内で確認されるということです。

アルツハイマー型認知症を発症した患者の脳には、アミロイドβタンパク質とタウタンパク質が蓄積していることが知られています。脳の萎縮と共にこの2種類のタンパク質の蓄積が確認されることから、脳の萎縮を引き起こすのは、これら特殊なタンパク質の影響だと考えられています。

そのため、このようなタンパク質を含む食品があったら、その摂取を避けようと考える人もいます。注意したいのは、アミロイドβタンパク質やタウタンパク質自体を含む食品は無いということ、タンパク質が自由に脳内に取り入れられることはない、ということです。

脳には、血液脳関門というバリアーがあるためです。血液脳関門では、血液から神経細胞内への物質の移行を選択します。選択が行なわれることによって、脳細胞は有害物質から守られます。タンパク質は、必要なものだけ取り入れられるようになっています。

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アミロイドβタンパク質はどのように作られるのか?

アミロイドβタンパク質という物質は、最初から存在しているわけではありません。APPというアミロイド前駆体タンパク質から生まれます。APPは、通常は酵素によって2つに分解されます。酵素による分解が行なわれる際、加齢によって代謝が異常になると、2つではなく、3つに分解されることが増えてきます。APPというアミロイド前駆体タンパク質が3つに分解されることで、アミロイドβタンパク質が生成されます。

アミロイドβタンパク質は、単体では毒性は無いとされています。2つ以上つながると、アミロイドオリゴマーという物質になります。近年の研究では、このアミロイドオリゴマーという物質が、アルツハイマー型認知症の元凶ではないかと言われるようになりました。

アミロイドβタンパク質がたくさん集まると、老人斑となります。老人斑は脳の神経細胞に悪影響を及ぼし、神経細胞内の微小管からタウタンパク質が剥がれて凝集し、神経細胞を死滅させるのだろうと考えられてきました。

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アルツハイマー型認知症の元凶は老人斑

アミロイドβタンパク質とタウタンパク質。アルツハイマー型認知症を発症した患者の脳に蓄積されていることが確認された2種類の特殊なタンパク質について、近年、研究が進んでいます。

研究によって分かったのは、アミロイドβタンパク質もタウタンパク質も、40歳頃から蓄積が始まること、蓄積量に個人差が生じるのはアミロイドβタンパク質の方であることです。

タウタンパク質が蓄積されると、神経原線維変化が生じます。従来、神経原線維変化もアルツハイマー型認知症の発症に大きく関係していると見られてきました。しかし、最新の研究では、神経原線維変化は、すべての人に現れることが分かってきました。認知症を発症していない人の脳でも、神経原線維変化は起こっているわけです。

一方、アミロイドβタンパク質の蓄積量には個人差が大きく、加齢に伴って増加する人とほとんど増えない人がいることが分かってきました。アミロイドβタンパク質がたくさん蓄積したものが老人斑です。

アルツハイマー型認知症の発症に深く関わるのは、老人斑だと考えられるようになりました。老人斑の発生を防ぐことが、アルツハイマー型認知症の発症をある程度予防することにつながると、現在、考えられています。

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アミロイドβタンパク質の排除にはインスリン分解酵素が関与

脳内で作られたアミロイドβタンパク質を排除する仕組みはどうなっているのか?長らく、その仕組みは謎に包まれていました。その仕組みの一端を解明したのが、熊本大学と東北大学の研究チームです。

研究によって、脳内にはアミロイドβタンパク質を分解する機構があること、分解したアミロイドβタンパク質を積極的に脳から血液中に排出する機構もあること、その両者にインスリン分解酵素が関与していることが判明しました。

すなわち、インスリン分解酵素は、アミロイドβタンパク質の分解に関与し、アミロイドβタンパク質を分解したものを脳から排出することにも関与していることになります。

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高インスリン血症状態はアミロイドβタンパク質の分解を妨げる

アルツハイマー型認知症の発症に深く関わる老人斑。アミロイドβタンパク質の蓄積は、老人斑の原因です。アミロイドβタンパク質の分解と分解したものの排出に関与するのが、インスリン分解酵素。アルツハイマー型認知症の発症を予防するには、インスリン分解酵素の働きが鍵になりそうです。

インスリン分解酵素がうまく機能しなくなっているのが、糖尿病です。糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病がありますが、生活習慣によって引き起こされるのが、2型糖尿病です。2型糖尿病は、以前は、脳血管性認知症のリスクを高める病気とされてきました。

しかし、近年では、アルツハイマー型認知症の発症リスクも高めていると考えられています。2型糖尿病の人は、健康な人に比べて認知症を発症するリスクが2倍になるというデータがあります。

九州大学で行なわれた研究では、2型糖尿病と関係する高インスリン血症状態が、アミロイドβタンパク質を分解できなくさせていることが分かってきました。

インスリンが過剰に分泌されると、脳内のインスリン分解酵素の活性が低下し、アミロイドβタンパク質を分解したり、分解した物質を脳から排出する機能が低下するため、脳にアミロイドβタンパク質が蓄積されると考えられています。

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老人斑の抑制に効くと注目されている2つの成分

インスリン分解酵素がアミロイドβタンパク質の分解と排出に関与していることが判明し、血糖値を緩やかなカーブにする食生活の重要性が指摘されるようになりました。炭水化物の重ね食いを避ける、炭水化物を摂る前に腸内で糖分の吸収を抑えてくれる野菜や海藻を食べるなど、食べ方に注意を払うことが推奨されています。

では、積極的に摂取した方が良いものはないのでしょうか?何を食べるとアルツハイマー型認知症の発症を少なくすることができるかについては、すでにさまざまな指摘がなされています。その中で効果を発揮するメカニズムが明らかになってきた成分が2つあります。クルクミンとDHAです。

ウコンに含まれるクルクミン、青魚に含まれるDHA。この2つの成分は、マウスを使った実験で、いずれも、老人斑の形成を40%程度減少させることが確認されました。マウスを使った実験での摂取量をヒトの摂取量に換算すると、クルクミンは0.3g。カレーライスを食べる時の1回の摂取量とほぼ同じです。DHAは3.5g。サバ150gに含まれる量と同程度になります。

アルツハイマー型認知症を発症した人への効果は、まだ確認されていません。また、これらの成分をサプリメントとして摂取した時、長期的に見てどのような影響があるのかも確認されていないため、食品として摂取するのが望ましいとされています。

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ビタミンCはアミロイドオリゴマーを減少させる?

近年の研究で効果を発揮するメカニズムが明らかにされてきた成分として、ビタミンCもあげられます。ビタミンCを摂るとアルツハイマー型認知症の予防に有効だと言われてきましたが、そのメカニズムは分かっていませんでした。

そのメカニズムに迫ったのが、東京都健康長寿医療センター老化機構研究チームです。研究チームでは、アミロイドβタンパク質の凝集を抑制するシリマリンという成分の実験の際にビタミンCの実験もあわせて実施。マウスの脳の老人斑は減っていないのに、マウスの記憶力の低下が抑制されたことを明らかにしました。

なぜ、老人斑が減っていないのに、記憶力の低下は抑えられたのか?調べたところ、アミロイドオリゴマーの量が確かに減少していることが判明しました。この結果は、老人斑を減少させることができなくても、アミロイドオリゴマーを減らすことができれば、記憶力を改善できる可能性があるものとして、注目されています。

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